GribStreamブログ
ECMWF IFSの0.1°予報:より細かなデータを同じGribStream APIで
ECMWFの新しい0.1°大気・波浪予報を紹介します。50メンバーのアンサンブル、全パラメータ一覧、従来と同じAPIクエリに対応します。
IFSの0.1°予報が、大気と波浪の8データセットとしてGribStreamで利用できるようになりました。 最初の公開サイクルは2026年10月20日06 UTCです。各製品に専用のデータセットID、完全なパラメータ一覧、従来と同じrunsおよびtimeseriesエンドポイントを用意しています。
9月の記事で紹介した配信が具体化しました。IFSの計算解像度は約9 kmですが、新しいファイルは0.1°の規則的な出力格子で配信されます。南北方向の間隔は約11 kmです。AIFSは引き続き0.25°です。ECMWFの説明。
同じ予報を、より細かな格子で
0.1°と0.25°は同じ予報から生成されます。新しい格子は各軸の間隔が2.5倍細かく、同じ面積では格子点数が概ね6.25倍になります。

沿岸と内陸の風力発電地点、農業地域、電力需要地域などの空間的な違いを、より多くの地点で調べられます。ただし、格子が細かいこと自体は予報精度の向上を実測した結果ではありません。現地観測と意思決定の期限に照らして評価してください。
8つのデータセット、公開された全変数
大気の決定論予報
ifsoper0p1
- パラメータ数
- 60
- 正確なパラメータ・高度セレクター数
- 197
大気アンサンブル
ifsenfo0p1
- パラメータ数
- 57
- 正確なパラメータ・高度セレクター数
- 180
波浪の決定論予報
ifswave0p1
- パラメータ数
- 13
- 正確なパラメータ・高度セレクター数
- 13
波浪アンサンブル
ifswaef0p1
- パラメータ数
- 13
- 正確なパラメータ・高度セレクター数
- 13
アンサンブル平均
ifsenfomean0p1
- パラメータ数
- 4
- 正確なパラメータ・高度セレクター数
- 9
アンサンブルのばらつき
ifsenfospread0p1
- パラメータ数
- 4
- 正確なパラメータ・高度セレクター数
- 9
大気の確率予報
ifsenfoprob0p1
- パラメータ数
- 16
- 正確なパラメータ・高度セレクター数
- 16
波浪の確率予報
ifswaefprob0p1
- パラメータ数
- 4
- 正確なパラメータ・高度セレクター数
- 4
この件数は06・12 UTCの配信元の一覧を対象としています。元のアンサンブルには50の摂動メンバー(1~50)があり、コントロールは対応する決定論製品です。平均・標準偏差・確率はそれぞれ独立したデータセットで、メンバー次元はありません。
大気の一覧には地表の気象要素と、1000~10 hPaの14気圧面における気温、風、湿度、力学変数が含まれます。公開されている降水、放射、雲、海洋表面の変数も対象です。波浪製品には波高、周期、波向があります。モデルページで各セレクター、単位、実際に確認した予報時間を確認できます。
12 UTCの一覧には、4層(sol 1~4)の地温と体積含水率、および+150時間以降の6時間最低・最高2 m気温(mn2t6、mx2t6)が追加されています。最初の06 UTC予報には土壌変数がありません。高度と集計時間ごとに固有のセレクターを保持します。
最初の2予報について、810の配信元インデックス、合計1,282,470の変数・メンバー・予報時間レコードを確認しました。変数の網羅性と過去期間の網羅性は別です。0.1°の元予報は2026年10月20日06 UTCから、統計は12 UTCから始まります。既存の0.25°データセットはそれぞれの履歴を保持します。
アンサンブル平均と標準偏差は00・12 UTCサイクルで配信され、+144時間までは3時間間隔、+150~+360時間は6時間間隔です。標準偏差は配信元が各変数の物理単位で計算した値です。気温の場合はケルビン単位の温度差なので、273.15を引かないでください。
確率も00・12 UTCサイクルで配信されます。瞬間値はinfoが空文字列で、+12~+360時間に12時間間隔の値があります。日単位の現象はinfo="24h"を使い、+24、+36、…、+360時間で終わる24時間区間を表します。隣接する区間は12時間重なり、時刻は区間の終端を示します。気温偏差のしきい値は±1・±1.5・±2標準偏差です。
予報時間と配信時刻
初回06 UTCサイクルは、4製品とも+0~+144時間を3時間間隔で含みます。ECMWFの仕様では00/12 UTCサイクルは+144時間まで3時間間隔、その後+150~+360時間は6時間間隔です。各セレクターの一覧には実際に確認した予報時間を記載しています。
細かな格子の配信は0.25°の配信から約2時間後です。初期時刻から2時間後という意味ではありません。格子を選ぶ際は、この配信時刻の違いも考慮してください。ECMWFの配信資料。
公開初日の配信元リクエストには、断続的に503 SlowDownが返っています。確認作業では再試行によりファイルを取得できましたが、制限によって利用開始が遅れる場合があります。引き続きサイクル全体の網羅性を確認します。
同じAPIと正確なセレクター
2 m気温のセレクターは{"name":"2t","level":"sfc","info":""}、850 hPa気温は{"name":"t","level":"pl 850","info":""}です。0.1°を選ぶにはデータセットIDを変更します。次の例は、初回予報のベルリンにおける2つの有効時刻を取得します。
curl 'https://gribstream.com/api/v2/ifsoper0p1/timeseries' \
-H "Authorization: Bearer $GRIBSTREAM_API_TOKEN" \
-H 'Content-Type: application/json' \
-H 'Accept: application/json' \
-d '{
"timesList": ["2026-10-20T09:00:00Z", "2026-10-20T12:00:00Z"],
"minLeadTime": "3h",
"maxLeadTime": "6h",
"coordinates": [{"lat": 52.5, "lon": 13.4, "name": "Berlin"}],
"variables": [
{"name": "2t", "level": "sfc", "info": "", "alias": "temperature_2m"},
{"name": "t", "level": "pl 850", "info": "", "alias": "temperature_850hpa"}
]
}'
両気温の単位はケルビンです。日付を固定したこの例は、配信元ファイルが引き続き利用できることを前提とします。ネイティブ座標の取得では3,600 × 1,801点の格子を参照できます。同じセレクターはカタログ、MCP、MySQLインターフェースでも検索できます。
+0時間の異常な配信元レコードmn2t3とmx2t3は除外します。これらは初期化用の値(0 K)で、完了した3時間区間の極値ではありません。このセレクターは+3時間から始まります。asOfと予報時間の条件を満たす場合、timeseriesは前の予報サイクルの完了区間を選びます。該当する区間がなければ極値は欠損のままです。有効なゼロ値を含む他の配信元の値は変更しません。
決定論予報の一覧またはアンサンブルの一覧から、用途に適した解像度と配信タイミングを選んでください。
予報データ:ECMWF。CC BY 4.0およびECMWFの利用条件に従います。APIへの統合と配信元インベントリの検証:GribStream。
