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ECMWFが2026年5月12日のIFS Cycle 50r1とAIFS v2アップグレードを確認

ECMWFは、IFS Cycle 50r1、AIFS Single v2、AIFS ENS v2を2026年5月12日06 UTCのモデル実行から実装しました。モデルサイクル、配信ストリーム、波浪、レベル関連の変更を同じ日付で確認する必要があります。

ECMWFは、2026年の中でも大きな連携モデルアップグレードの1つを確認し、その後実装しました。IFS Cycle 50r1AIFS Single v2AIFS ENS v2はいずれも、2026-05-12 06 UTCのモデル実行で切り替わりました。

利用者にとって重要なのは、ECMWFの物理ベースの予報システムとAI予報システムが同時に変わったことです。IFSとAIFSを比較する場合、またはどちらかを検証の参照として使う場合、この同じ時刻が比較の両側でモデルバージョン境界になります。

GribStreamの関連記事では、GribStreamが提供する公開データ側で何が変わったかを扱っています。

ECMWFが5月12日に実装したこと

ECMWFの予報変更ページは、現在、この連携実装を示しています。

  • IFS Cycle 50r1: 2026-05-12 06 UTCのモデル実行から実装
  • AIFS Single v2: 2026-05-12 06 UTCのモデル実行から実装
  • AIFS ENS v2: 2026-05-12 06 UTCのモデル実行から実装

同日実装が重要なのは、AIFS v2が新しいIFSサイクルを前提に訓練・調整されているためです。ECMWFは、AIFS Single v1.1を50r1のesuiteデータ(運用前テストデータ)で初期化すると性能が低下したため、AIFS Single v2は50r1と一緒に移行する必要があったと明示しています。

公式ページが実際に変更点として挙げていること

50r1実装ページによると、このアップグレードはIFS中期予報に適用され、大気成分と波浪成分の両方を含みます。

利用者にとって最も具体的な点は次の通りです。

  • ECMWFは、50r1では大気モデルと波浪モデルのどちらについても、水平/鉛直解像度の変更はなく、ステップの変更もないと説明しています
  • ENS制御予報のアーカイブ/配信での扱いが変わり、制御予報は運用ストリームに移ります
  • 波浪制御予報の扱いも変わり、波浪の制御予報は波浪ストリームに移ります

50r1では格子変更は計画されていません。運用上の影響は、同日のモデル更新に加え、ECMWFを直接利用するユーザー向けの配信ストリームとアーカイブの変更です。

50r1の科学的な側面を短く把握するには、ECMWF Newsletterの概要が今でも最も分かりやすい要約です。

  • 海洋・海氷コアがNEMO4-SI3へ移行
  • 結合同化がより中心的な役割を持つ
  • 湿度、風、成層圏の挙動を対象にした物理過程とデータ同化の複数の変更
  • ECMWFは、50r1設計における大きな計算効率の改善も強調しています

確認すべきAIFS固有の変更

AIFS実装ページには、いくつかの具体的な追加情報があります。

  • AIFS Single v2AIFS ENS v2はいずれも、2026-05-12 06 UTCのモデル実行から実装されました
  • 両方とも成層圏成分に新しい10 hPa気圧面を追加します
  • AIFS Single v2は新しい波浪成分と波浪ストリームを追加します
  • AIFS ENS v2も新しい波浪ストリームを導入します
  • AIFS Single v2では、鉛直速度wが予報対象フィールドから診断フィールドに変わります
  • ECMWFは、AIFS v2プロダクト群内の新しい雪関連変数と波浪関連変数にも言及しています

AIFSフィールドを直接取り込んでいる場合、最初に確認すべきなのはこのあたりです。これらの公式ECMWF追加項目の一部は、GribStreamの公開AIFSカタログでも見えるようになっています。一方で、ECMWF public open dataでどの配信ストリームが実際に存在し、GribStreamで提供できるほど安定しているかに依存する項目もあります。

確認すべきこと

検証、しきい値ベースのアラート、モデル間比較を行っている場合は、2026-05-12 06 UTCを境に分析を分けてください。

特に重要なのは、次のような場合です。

  • IFSAIFSを比較している
  • IFSのwave側に依存する海洋向けワークフローを維持している
  • 長い履歴期間を使い、2026年春を通じてモデル挙動が安定していると仮定している
  • ECMWFデータをMARSまたは配信ストリームから直接取得していて、ストリーム名や制御予報プロダクトの扱いが重要である
  • AIFS v1/v1.1出力とAIFS v2出力を比較している

後続の50r2 GRIB2移行とは分けて考える価値もあります。これは別の移行で、失敗の起き方も異なります。5月12日の変更はモデルサイクルの更新そのものであり、50r2の記事で扱った後続の全面的なGRIB2切り替えではありません。

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参考資料